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まちの保育園

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お知らせ

シリーズ「環境を考えよう」
今回はヨットに乗りました!

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「まちの保育園 鎌倉」の子どもたちが日頃過ごすエリアは、海、山などの自然に恵まれ、神社などの歴史ある建物が豊富なため、その地域で古くから暮らす人もいれば、観光客も多く訪れます。
だからこそ、自分たちの世代で地域の生態系を壊さないよう、心豊かに暮らし、その居心地の良さを訪れる人にも知ってもらえるよう、ひとりひとりがちょっとずつ意識して行動することの大切さを子どもたちへ伝えています。
これらをシリーズ「環境を考えよう」として、園の活動報告を通じご紹介していきたいと思います。

2019年10月9日「まちの保育園 鎌倉」と「おうちえんTelacoya921」の子どもたちは、葉山の海でヨットに乗ってきました。今回は地元の方にご協力いただきプロセーラーの伊藝徳雄さんと、株式会社 葉山マリーナーに子どもたちの体験の場をご提供いただきました。

海とヨットを想像する

ヨットに乗る2日前、伊藝さんが来園し子どもたちに語りかけます。
伊「ヨットはどこで乗るか知ってる?」
子「海! 川! 湖!」
ということは、水に関係しているみたいです。

伊「ヨットはどのくらいの大きさ?」
子「(子どもたちは両手を広げ)これくらい!」

みんなが手をつなぎ部屋いっぱいに広がってみましたが、どうやら今回みんなが乗るヨットはもっと大きいようです。

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子どもたちのもとへ、たくさんのロープが置かれました。
ヨットにはたくさんのロープが使われているのだそうです。ほどかれたロープの結び方、解き方、そして大事なのは片付け方です。海に浮かぶヨットは、足元が揺れているでしょう。そんなとき、次使う人が取り出しやすいかを考えるとロープの向き、置き方にも工夫が必要そうです。

これは日常でも意識できそうです。
オモチャや食事の後片付けなどキレイに置くことが目的ではなく、相手のことを思いやる気持ちが少しずつ行動につながることが大切です。そういったことを子どもたちにはいろんな場面で伝えていきたいと思います。

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伊「ヨットはどうやって前に進むと思う?」
子「泳いで? 漕ぐのかな??」

ヨットは帆で風をつかんで前に進むのだそうです。前に進むこともあれば、風をうまくつかって競争することもあります。

ヨットの帆を室内に広げ、海に見立てみます。広げた帆のいろんな端が江ノ島や鎌倉の海岸と想定して、自分がヨットになったつもりで海の上を移動してみます。
今度は海(帆)の中に入ってみます。海の中には何がいるのか?子どもたちに目をつぶって想像してもらいました。たくさんの生き物がいたみたいです。

伊「海の中にペットボトルがあったらどう?」
伊「自分の家の前にゴミが捨てられてたらどう思う?」
子「やだー!」
海の生き物は「やだ!」とは言えません。
さあ、次は本番です。どこまで意識できるでしょうか。

ヨットで海へ

ヨットに乗る当日。まちの保育園 鎌倉の子どもたちは、鎌倉駅から電車・バスを乗り継ぎ、途中で葉山の子どもたちと合流しバディ(2人1組)を組み、にぎやかに葉山マリーナへ向かいました。

葉山マリーナに並ぶたくさんのヨットを横切り、子どもたちは海がよく見える場所へ移動します。そこで相手の話をよく聞くこと、目の前に広がる海にはいろんな生き物がいること、この海を保つために自分たちができることは何か考えてみようとを伝えました。

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さあ、いよいよ2グループに分かれ順番にヨットに乗り込みます。

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子どもたちが緊張の表情の中、照りつける日差しのもとヨットは沖へ進みます。
海からの景色はどうでしょうか。
ヨットに乗った感覚はどうでしょうか。
思った以上に風を浴び、となりの子との会話は大声でないと届きません。
エンジンを切ったとき、さっきとは違う海の静けさに気づきます。

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少し落ち着いてきた頃、ヨットを操縦させてもらったり、風を浴びながらヨットの先端に移動して広がる視界の先を眺め、ヨットから葉山・鎌倉や江ノ島方面を見つけたりと各々楽しんでいました。

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環境を考える

みんなヨットに乗り終わった後、少し広いところへ出て2日前に見たものより何倍も大きい帆を広げ、1箇所先端を上下すると帆が波打ちます。
海の波はどうやってできるのか?
波の上を歩いてみるとどんな感じ?

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ここでも帆の上へゴミに見立てた靴や洋服を放り込んでみました。ゴミはすぐに見えなくなってしまいます。子どもたちへ2日前と同じ質問をしてみます。

伊「自分たちの住んでるところにゴミを置いていかれたらどうする?」
子「お魚がまちがって食べちゃう! 海が汚れちゃう! 捨てないでほしい!」
伊「そうだよね! お魚さんは僕たちに訴える事ができないから、みんなに『お願い』
  お魚さんや海の動物さんの代わりに、みんなにこのことを伝えて欲しいんだ。
  海はゴミ箱じゃないよ。僕らが住む海にゴミを捨てないで!って。
  お魚さんたちの代わりにみんなが友だちやお父さんお母さん教えてあげて。」
さっき行った海のことを自分のことのように考えた子もいるようです。

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ヨットに乗る2日前と実際に海にでたあと、子どもたちの海(環境)やヨットの見方は変わったでしょうか。保護者の方はぜひ子どもたちの話に耳を傾けてほしいです。

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子どもたちには、ただ「ヨットに乗った」「海へ行った」という体験だけではなく、海(自然)の姿や、そこで生きること、環境について自分ごと化して考えるきっかけになればと願っています。

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【協力】
伊藝徳雄(プロセーラー、 元「アメリカズカップ2000」日本代表)
http://igei.net/
https://www.facebook.com/norio.igei

葉山マリーナ
https://hayamamarina.com/

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